2022年振り返り #48 まさかのプロ初HRも、投球の方は期待に応えられず 京山将弥
「うーん、京山!」
結乃が唸るように言う。
「どういう感情なんだろう・・・?」
理衣が首を傾げながら言う。
そんな京山の2022年の成績はこちら。
#48 京山将弥
出場試合 : 17
投球回数 : 55.2
防御率 : 3.23
勝利 : 2
敗戦 : 2
ホールド : 1
セーブ : 0
被打率 : .260
WHIP : 1.54
奪三振 : 30
失点 : 24
「いやー、ぱっとしないわね!」
「ま、まあ、そうだね・・・」
「最初は先発で起用されるも、後半は中継ぎで起用されるようになって」
「先発もやっていたからロングリリーフ出来るけれど」
「でも、あぶなっかしいわ! 点差のある登板のときも、やたらランナー出して結果的に0点とかあって、信頼感はないわよ!」
「なかなか厳しいね・・・」
確か阪神戦、大幅リードの8、9回を投げたが、いずれも満塁を背負いながらようやく抑えた記憶がある。
ランナーを出すことがあるにせよ、さすがにこれでは起用しづらい。
「適正的にはやっぱり先発だと思うけれど、そこでなかなか伸びてこないのよね」
「6勝した年には期待されたんだけどね」
「決め球がないというか、制球もよくならないなかで、長いイニングもなかなかくえず」
「困るところだね」
先発の駒が不足している時などチャンスは貰ったが、活かしきれず。
「とゆうことで40点くらいで」
「また来年に期待・・・」
「そんなこと言われ続けていても、そろそろ危なくなってくるわよ!」
「まだ若いけれど、25歳になりますからね」
「まあ、あの京山がホームラン打った時には驚いたけれど」
「あったね! 2022年のベイスターズ10大ニュースの一つだね!」
「ずっとヒットも打てなかった京山が、まさかホームランを打つとはね」
「牧選手が頭を抱えていたもんね」
それはそれで良いことだけれど、本職の投球で一皮むけてほしい。
先発右腕は不足しているし、先発ローテも全枠が埋まっているほどではないのだkらチャンスは十分にあるのだ。
「でも、段々と機会は減っていくからね! 背水の陣でやりなさいよ!」
「若手もドラフトで入ってくるしね」
良い直球を持っているだけに、どうにかなってほしいものです。