2022年振り返り #028 野手転向して期待しかない姿を見せてくれている!早く支配下に 勝又温史
「野手転向の勝又ね」
気合のこもった声で言う結乃。
「楽しみです!」
理衣の声も力強い。
野手転向一年面、ファームの成績はこちら。
#028 勝又 温史
出場試合 : 69
打数 : 205
打率 :.293
安打数 : 60
HR : 6
打点 : 23
得点 : 24
盗塁 : 2
「楽しみしかないわね、本当に!」
「ファームとはいえ、一年目でこれだけの数字を出すのは、やっぱりセンスがあるってことだよね」
「本人も楽しそうにやっているしね」
「いきいきとしている感じだね」
「育成選手は特に点数って感じじゃないんだけど、これは80点はあげられるわね」
「高得点です!」
打撃に関しては高校時代から定評があり、投手として獲得も、野手としての両にらみであったことは間違いないだろう。
「一発のパンチ力もあって、足もあって、外野手戦線に殴り込んで欲しいわね」
「まだまだ色々と吸収中だろうけれどね」
「まあ、打撃はともかく、守備とか、諸々よね」
「盗塁ももっと出来るとよいよね」
と、期待は勝手に高くなる。
「キャンプだって、一軍メンバーに抜擢されているしね」
「それだけ、首脳陣も期待しているってことだよね」
「是非、暴れてほしいわね」
「そして早く支配下登録して、一軍で!」
もちろん、一軍レベルの投手に対応できるか、というのはあるだろうけれど。
若いだけに、それも乗り越えてくれそうだと思ってしまう。
「支配下にも余裕はあるし、シーズン前に支配下登録も十分にありえるわよ」
「それは、一軍に出してもいいって判断されたらだよね」
「まあ、二軍に出すだけなら育成でもできるわけだし、支配下登録ってことはそういうことよね」
外野手は多いし激戦でもある。
だけど、中堅選手がくすぶっているだけに、チャンスがないわけではない。
「確定なのは佐野くらいだからね。オースティンは怪我、アンバギーは未知数、桑原も守備では外せないけれど打撃は荒いし」
「大田選手、関根選手、楠本選手、蛯名選手、神里選手」
「誰も決定的なモノはないし、一年間レギュラーを張れるって感じでもないしね」
「そこに割って入りたいね!」
守備固めや代走ではないだろうから、打撃で売り込む必要がある。
若さとポテンシャルで突っ走れ!