2023年5月4日 広島戦
結果：横浜３－２広島
敢闘選手賞：宮崎、桑原、中継ぎ陣
「天才、宮崎ーーーーっ！！！」
結乃が絶叫する。
「さすが宮崎選手！ 芸術的な右打ち！」
理衣が飛び跳ねる。
１勝１敗で迎えた広島との３戦目は、宮崎の劇的なサヨナラＨＲで勝利した。
「いやー、よく勝てたわ」
「本当、粘って、追いついて、最後に逆転！」
「流れ的には厳しかったからね」
「そうだね、石田投手が１回、２回で２失点して」
今日の石田は苦しんでいた。
それでも５回２失点と、試合を壊さずに先発として最低限の仕事はしてくれた。
「それでも、伊勢と康晃が連投していて使えない中、先発が５回で降板したら厳しい試合になるのは目に見えていたわよね」
「でも、そこをカバーするのがブルペン陣です！」
三嶋、ウェンデルケン、入江、森原と、無失点リレーで相手にこれ以上の追加点を許さない。
「入江は三者三振！ ウェンデルケンもピンチでマクブルーム、デビッドソンの両外国人を三振！」
「二人とも奪三振率が高いのがいいよね」
「森原も地味だけれど防御率０でチームに貢献しているからね。そしてこの試合で移籍後初勝利！」
「サヨナラだから宮崎選手がヒーローになったけれど、お立ち台にも呼んで欲しかったね」
「そして投手だけじゃなく、バックも頑張っていたしね」
「というか、桑原選手だよね！」
３回には先頭の菊池の打球をダイビングキャッチ。
６回にはピンチを救う好捕。
「落下点に入るまでが速いのよね」
「そして完璧なダイビングキャッチ！」
「ダイビングしても体を壊さない頑丈さも武器よね」
「本当に、何度も助けてもらってます！」
これがあるから桑原は外せない。
「打席でも２安打１四球、しかも１本は追撃のホームラン！」
「打撃も好調になってきました！ 暑くなってきたから！？」
「さらにホームランのあとね、こっちも大事よ。２死から京田がヒット、盗塁で、代打の大和が同点タイムリー！」
「さすが大和さん、頼りになります！」
「何より２死から、足を使って点を取れたのが大きいわね。京田は下位打線だと良い働きするわねぇ」
「戦ってます！」
そうして追いつき、中継ぎが踏ん張って９回は３番から。
伊勢、康晃が連投していて、あと不安定なエスコバー。
打順的にも投手メンバー的にもここで決めたいところで決めてくれたのが好調、宮崎。
「この日は無安打だったけれど、菊池のファインプレーに阻まれたところもあるしね」
「この打席、三浦監督からヒットかホームランか選べと言われて、ホームランを選ぶところがさすが！」
「あの右打ち、横浜スタジアムならではの技術的なホームランよね」
「打った時、観客も、あれ、打ち上げちゃった？ ん、え、あれ、入った！ みたいな感じだったよね」
「ライトポール際はのびます」
「これで今季２度目のサヨナラで、貯金１０です！」
貯金や順位は５月頭時点なので気にしすぎてもしようがないが、カード勝ち越しが良いですね。
「さて、良い感じで次は神宮！ ヤクルトはこの前３タテくらった借りを返そうとしてくるはずよ」
「しかも、打線が復活してきているからね」
「もう、何やっているのよ巨人！」
「でも、今永投手、濱口投手、東投手が抑えてくれるはず！」
相手も高橋、小川と、表ローテがくるけれど負けていないはず。
まずはカード初戦、とりましょう！
ところで桑原１番にはまだ戻しませんかね？
出塁率ももう桑原の方が上というか、佐野が不調で明らかに１番に置いておくメリットが出ていないのですが・・・
もう、桑原１番、佐野２番でもよくない？（あ、それだと桑原出てもゲッツーになるか。佐野、ゴロマシンとなっているからな）
ならば２番に普通につなげる打者（関根）を置いては？
と思うのだが、チームが勝っているだけに動かしづらいんでしょうなぁ。
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