「リーグ戦再会、開幕は当然ながら今永！」
結乃が気合を込めて言う。
「なんとか勢いのつく投球を見せて欲しいね」
理衣も拳を握りしめて言う。
阪神打線を決して得意とはしていない今永。
特に近本にはよく打たれているわけで、交流戦で調子が悪かった相手とはいえリーグ戦に戻って復調してきているかもしれない。
まずは初回、力を込めて抑えて欲しい。
「投手には頑張ってもらうしかないとして、打線をどう組んでくるかよね」
「課題は、桑原選手の穴だね」
オースティンは抹消となったので、外国人選手に関してはソトだけで考えれば良い。
あとは桑原のかわり、そして２番打者問題。
「交流戦で何人か２番打者を試したけれど、さっぱりだったものね」
「そこが弱いと、クリーンナップの迫力も薄れるかもだしね」
「やっぱり、強い選手をつなげた打線にするしかないと思うのよね」
１、関根（センター）
２、佐野（レフト）
３、宮崎（サード）
４、牧（セカンド）
５、ソト（ファースト）
６、戸柱（キャッチャー）
７、ｘｘ（ライト）
８、ｘｘ（ショート）
「うーん、悩ましいわね」
「外野の候補は、神里選手、大田選手、楠本選手、蛯名選手、かな」
「誰も結果を出せてないからね。この前、神里がロッテ戦でタイムリー打ったくらいか」
「確かに悩ましいね」
一応、桑原も順調に回復して二軍戦に出場するとのこと。
とはいえ無理して再発とかしたらたまらないので、確実に治してほしい。
「ショートもね、森をあげたなら我慢して使うか。上がってきてからの状態は悪くなさそうだし」
「ヒットを打って盗塁したりもしたしね」
「京田、大和とうまいこと起用して欲しいわね」
しかし実際に上記のような打順にはしないだろう。
交流戦で３番佐野、５番宮崎にしたのは動かしたくはないのではないか。
そうなると２番に入るのが打率１割とかの選手になり、穴になる。
だったらむしろ、ソトをいれてしまうか（でも、誰よりも鈍足のソトだからなぁ・・・）
首脳陣がどういう判断をするか、待つしかないですね。
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