2024年10月6日 中日戦
結果:横浜2-0中日
敢闘選手賞:大貫、京田
「とりあえず最終戦は勝利して終えられたわね」
結乃が頷きながら言う。
「終わりよければじゃないけれど、これで貯金もありで終えられたしね」
理衣もホッと息を吐き出す。
試合的には投手戦というか貧打線というか。
4安打と5安打、ともにチャンスは少なかったが、横浜がそのチャンスをものにして取った点を守り切った。
「大貫も最後で好投したわね」
「CSに向けては大きいよね」
「相手が中日とはいえ、ね」
「またそういうことを言う」
先発投手が圧倒的に足りない状況。
仮にCS1stを勝ち抜いたとして、その後に続く投手がいないのではどうしようもない。
「この後は10/12から始まるCS1stに向けての調整ね」
「ゆっくり休んで疲れを取るところと、とはいえ試合勘をなくしちゃいけないしね」
「デキることは限られるけれど、やれることはやって、ね」
「うーん、なんとか勝ち抜きたいですね!」
チームとしては戦力外の発表だけでなく、コーチ陣でも色々と報道が出始めたけれど。
その辺はまた改めて。