「 小説 」 一覧

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 17.<CS1st>死闘の幕開け

   2016年10月10日    CSファーストステージ第3戦    気のせいかもしれないが、1戦目、2戦目よりもファンのボルテージは上がっているように感じられた。それ ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 15.<過去>心の弱さ

   2011年9月    新しい仕事に苦しんでいた。  ここ数年で昇格し、いわゆる“管理職”という責任のある立場になっていたが、そのためか今まで上司のフォローがあったものがなくな ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 14.<過去>光ささぬ闇

   2006年は苦難の年だった。  なんといっても「二段モーション」の禁止。これの影響をもろに受けたのが横浜のエース、三浦大輔だった。  投球フォームを一からまた作り直すという目にあっても ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 13.<CS1st>見たことのない未来に向かって

   ベイスターズファンがスタンディングオベーションで迎え入れる。 「よくやったぞ、井納―っ!!」 「ありがとう、井納!」  吠えるようなファンの声援を聞きながら、巡もまた惜しみない拍手を井 ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 12.<過去>束の間の光

   2002年、2003年、2004年の3年連続最下位から、2005年は牛島新監督のもとで3位に入った。  Aクラス。優勝には遠く、また成績自体も負け越してはいたが、それでもやはり心地よい ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 7.<CS1st>がっぷり四つ

  「凄い、本当に凄い」  三塁側内野席を確保できたとはいえビジター用応援席ではなかった。普段の東京ドームであれば、三塁側といえどもビジター用応援席以外ではやはりジャイアンツファンの姿が多く ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 6.<過去>悔しさの強さ

  「久しぶりだってのに酷い試合でしたね、神門さん」 「全くだな」  横浜スタジアムでの試合観戦後、永江と近くの店に入って乾杯し、試合についての感想を述べあう。  永江が最初に言った通り、試 ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 5.<過去>暗黒の始まり

   2002年 「はぁっ!? なんだよ、この成績はっ」  思わずそう叫びたくなるような数字を見て、巡はため息をついた。  ネットで見る横浜のチーム成績、その勝率は五月時点でなんと三割を切っ ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 4.歓喜の瞬間、そして

   遠藤が去ってチームがホエールズからベイスターズに変わるが、弱さは変わらなかった。  巡も高校へと進学し、昔と同様に野球好きの新たな友人を得てより一層、深くはまっていくことになる。  単 ...

【ベイスターズ小説】青き星たちの反撃 3.大洋ホエールズのエース

   もともと神門巡は野球にさほど熱を持っていたわけではない。子供らしく、小学生の頃はゴムボールとプラスチック製のバットで野球をして遊んではいたが、少年野球チームに入るほどではなかった。   ...

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