2019/3/24 西武戦 6-1 井納が好投、国吉もリベンジ、投打かみあい最終戦に勝利！
「オープン戦、終了！」
結乃が宣言する。
いや、結乃に宣言されるまでもなくわかっていることだが。
「最終戦は完勝、だったね！」
手を叩いて喜ぶ理衣。
終わりよければすべてよし、ということにしておこう。
前日のサヨナラ負けは置いておいて。
「なんといっても、井納がきっちり５回１失点にまとめてくれたことが大きいわね」
「相手はあの西武打線だしね」
「欲を言えば５回、簡単に２死をとったあとに四球と連打で失点したところね」
さくっと終わらせてくれれば球数ももっと少なく終えられた。
「それでも、まあ最少失点で抑えてくれたからよしとしましょう」
あとは、手術明けということもありどれだけ長いイニングを投げられるか、というところだろう。
「そして後を受けた中継ぎ陣も無失点！」
「連投のテストかしらね。前の試合では良いところの無かった国吉もリベンジしたみたいだしね」
この辺は、『やられたらやり返せ』ということだろう。
オープン戦最終試合、前日と同じチームというのもあっただろう。
「あのままだったら国吉もモヤモヤしたままだったでしょうしね！」
実際のピッチング内容は見られていないが、三者凡退に抑えた結果を良しとしたい。
「康晃と砂田がちょい不安だけど、それ以外は救援陣も良い状態みたいね！」
「新戦力が出てきていない分、厚みという点ではちょっと不安の声もあるみたいだけど？」
「まあね、笠井が出てきたけれど、ここ数年、同じ顔触れだしね。先発と違って」
投手陣整備のため、先発タイプを優先してドラフト上位で獲得。
中継ぎはドラフト中位で取ってきたが、三上以降でなかなか出てこない。
「怪我で出遅れたけれど、齋藤俊介とかに期待したいわよね！ キャラも面白いし、一軍に定着してほしいわ！」
「明るくなりそうだね！」
新たな中継ぎの星よ、出てこい！
「打線も今日は９安打で６得点と効率よかったね！」
「珍しく、内野ゴロとかで得点も出来ていたわね」
ランナーがサードまで行っても得点できないのがデフォルトのベイスターズが、内野ゴロで２得点もできてしまったのだ！
「そんなことで驚くとか････」
「でも事実、今までは大抵、三振とかポップフライだったしね」
是非、こういう泥臭い点の取り方を増やしてほしい。
「楠本、中井、宮崎がマルチね！」
「ぷーさんは別として、これで楠本選手は開幕スタメン、中井選手も開幕一軍は確実そうだね！」
楠本は初回に四球も選んでおり３出塁。しばらくは一番で出場してくれそうである。
「打線は、今日の形でいくのかな？」
「桑原の打撃が上がらないからねぇ。でもそれで９番に置いても意味なさそうだし、８番クワとか？」
「そうすると、伊藤選手が６番というのも、どうかと････」
大和の調子が良ければ、２番大和というのもあるのだろうか。
あるいは守備を犠牲にして、センター楠本、ライトにソト、セカンド中井にして中井を６番あたりに入れるのもあるのか。
「まあその辺はあるけれど、ある程度は固まってきたわね。あとは捕手に誰を残すか、ね」
戸柱、嶺井はどちらだとしてもおかしくはない感じである。
「そして、倉本！ うん、頑張れ！」
この日もノーヒットで、なんと打率．０３１で終了した倉本である。
「あとは開幕を待つのみ、さあ、その日に向けて力をためるわよ！！」
「応援も元気全開で！」
オープン戦の最後で良い結果を出したベイスターズ。
さあ、賜杯を手にするべく、出陣！
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