2019年8月24日 巨人戦
結果:横浜6-8巨人
敢闘選手賞:-
「またか康晃!!」
結乃が手にしていた手拭いを床に投げ捨てる。
「せっかく、逆転したのにね」
力なく肩を落とす理衣。
リードされて敗色濃厚の中、珍しく反撃して逆転までした。
三嶋がきっちり抑えた。
あとはクローザーが抑えれば良い、しかも2死ランナーなし。
そこから。
「四球、四球、タイムリーってアホか!」
「ま、まあまあ」
「この試合の敗戦投手は康晃でいいわ!」
「悔しいね」
勝っていれば、逆転勝利だけに勢いに乗れていたはず。
それが、逆に相手に勢いを与えてしまった。
これでマジックも点灯である。
「とにかく3戦目、最低限、勝ち越すのよ!」
「今永投手、前回の疲れが残っていないといいけれど」
「この時期、誰だって疲れはあるわよ。そんなこと言っていられないわ。こうなってくるとむしろ3位すら危ういからね!」
「上を目指したい!」
しかしこの夏場の失速、山﨑はどうにかならないのだろうか。
勝負の8月に信用できないクローザーというのは、辛い。
「でも、まだ諦めないんだからー、もー!」
吠える結乃。
「すべては、3連敗した阪神戦が悪い!」
「もう一度、盛り返しましょう!」
とはいえ、東もまた肘に張りをうったえて抹消となった。
ポジ要素が少ないのは確かで。
「それでも勝つのよ!」