2020年9月30日 ヤクルト戦
結果：横浜３－５ヤクルト
敢闘選手賞：梶谷
「うーん、石川にうまくやられたわね」
小さくため息を吐き出す結乃。
「今までに何度も痛い目にもあったもんね」
ふう、と理衣も息を漏らす。
ヤクルトの石川に今季初勝利をプレゼント。
本当に、そういうのが好きな球団である。
「もう、そこは素直におめでとうということにしておきましょう！」
「出来れば他の球団との対戦でしてほしかったけれどねー」
「やっぱり上茶谷よね。３回５失点は厳しかったわね」
「前回、完封しただけに期待したんだけど」
「前回投げ過ぎ？ んー、でもねぇ」
「ランナーを溜めてドカン！ だったからねｌ」
「まーそれでも、以降の投手はどうにか踏ん張って無失点に抑えたからね」
「三上投手や平田投手も、そして伊勢投手もね」
「そしてビハインドで普通に出てくる康晃もね････本当にそれでいいのかしら？」
「この試合は無失点だったし！」
それで良い、というものではないが。
「打線は９回、粘ったけれど、１点取った後がね」
「まだ無死１，２塁で、宮崎選手、ロペス選手と続いたのに！」
「二人とも打ちあげちゃって。まあ、ロペスは良い感じだったけれど、ちょっと先っぽだったかしら？ 球威におされたかしら」
「宮崎選手が進塁打をできていれば」
「こういうところよね、打つしかないから」
今の状況で宮崎に送れとか言わないし、流れ的に押せ押せでアウトを与えると流れが止まるから攻めで良いとは思うが。
せめてランナーが進められていれば、ロペスで１点返せていた。
「まあでも最後に佐野も１本打って、そして梶谷がヒット打って月間４２安打！ 球団記録！」
「おめでとうございます！」
本当に今季は粘り強く、逆方向にも打ち、良い活躍をしている。
守備で少し「？」と思えるところもあったが、最近はダイビングキャッチなど派手な活躍も目立つ。
このままキャリアハイの成績を残して欲しい。
「そして３戦目の先発は武藤！ ２度目のブルペンデーね！」
「武藤さん、お願いします！」
「何より打線の援護で楽にすること！ 相手は歳内、二度も抑えられるわけにはいかないわよ！」
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