2022年5月24日 ソフトバンク
結果：横浜４－３ソフトバンク
敢闘選手賞：佐野、大和、嶺井
「よーっし、とりあえず初戦に勝ったことが大きいわ！」
結乃が声を大にして言う。
「交流戦初戦、しかもソフトバンク相手だもんね」
理衣も素直に喜ぶ。
大幅に打線をいじって挑んだ試合。
１番に佐野、３番に宮崎、５番にソト、ともってきた。
「牧の前にランナーをためる作戦だけど、まさか佐野を１番にもってくるとはね」
「びっくりだよね。でも、それでも３安打しちゃう佐野選手！」
「そして意図は成功して、佐野と宮崎が打って、ランナー２人ためて牧、ソトにまわす展開が２回あったからね」
「初回と５回だね」
「いずれも得点できなかったけれど、意図したとおりの状態にはなって、牧とソトが打てなかった、それは仕方ないところよね」
牧が出塁して、打てなさそうな下位打線に回ってやっぱり打てない、というのとは違う。
とにかくこの打順は、１－５番までで得点しよう、という打順だろうから。
「といいながら、この試合で得点したのは下位打線なんだけどね」
「そういう試合もあります」
「嶺井がラッキーボーイね。ラッキーポテンの同点打に、決勝点は嶺井の打席での暴投だからね」
「ソフトバンク打線も３点に抑えるリードでした！」
「しかしこの試合、相手のオーバーランもあり、味方は好守備ありと、そういうところが出たわね」
「嶺井選手は何かを起こす！」
TOTALでみれば１２安打で４点、チャンスを逃したのも多いが、やろうとしたことはできつつあったか。
「とはいえ、２番に置いた神里が４タコ３三振と、恐れていたというか想定通りの結果よ・・・」
「下位にまわした桑原選手が２安打だもんね」
「まあ、上位におけばそれだけ相手の注意も強くなるとはいえ、神里がもう少し働けば点も入ったはずなんだけどね」
「佐野選手が出塁して、進塁打が打てていればね・・・」
「やっぱり下位で自由に打たせないとだめなのかしら？ そんな選手ばかりじゃ、意味ないんだけど・・・」
これでは２番に置く意味もない。
果たして２戦目はどうするか。
先頭打者が２回出塁して、いずれもゴロも打てず三振とか、やはり野球脳を使う２番は駄目なのか。
「今永は初回どうなるかと思ったけれど、どうにか持ち直してくれたわね」
「６回２失点で、つなぎました」
「やっぱり立ち上がりよね。まあ、ずるずるいかなかったのは良かったので、次回に期待と」
「勝ち星はつかなかったけれど、今永投手の試合で勝つことが重要！」
「そう、何せ２戦目はノーノー男の東浜が相手だからね、初戦はそりゃ重要よ」
「厳しい戦いが続きそうです！」
とにかく打線、２番をどうするか。
この際、佐野、宮崎、牧、ソト、ではだめなのか。
だって他の選手、打てないじゃん・・・
「いっそ、嶺井を２番とか。あー、でも２番にしたとたん駄目そうだし」
「またそんなことを・・・」
「もう１試合、我慢して神里を見るか。消去法で柴田を置くか。楠本がいれば悩まないんだけど」
「悩みは尽きないね」
「そもそもロメロ先発で捕手をどうするかね。山本を続けるのか、嶺井でいくのか」
「いずれにしても最少失点でいかないと厳しそうだね」
「やっぱ、大学でバッテリー組んでいた嶺井でいくべきじゃない？」
「ああ、なるほど！」
チームの雰囲気的にも、今は嶺井の方が勝てそうな感じを受けるのだが。。。
首脳陣はどうしますかね？
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