2022年8月24日 阪神
結果:横浜4-0阪神
敢闘選手賞:濱口、桑原、関根
「連勝でカード勝ち越しも決めたわ!」
結乃が叫ぶ。
「これで8連勝です!」
理衣が全力で拍手する。
「しかも、阪神戦に9年ぶり勝ち越し!」
「凄い!」
青柳より打てていない伊藤。
濱口が抑えることが絶対条件だったが、その通りに濱口が辛抱し、打線が1回のチャンスをものにした。
「伊藤を相手に案の定苦戦して、お互い無得点のまま6回が終了」
「5回にチャンスが来たけれど、下位打線だったしね」
「そして7回、代打攻勢もきいて2死満塁のチャンス!」
「ここで桑原選手がなんと満塁ホームラン!」
はっきりいえば攻撃はこれだけだ。
ただ、その1回のチャンスを最高の形でものしたベイスターズが勝ったということ。
「桑原の前、関根のセーフティバントがあってこそ、でもあるけれどね」
「絶妙のバントでした!」
「2アウトから代打でセーフティは意表をついたわよね」
「その動揺もあったのかもしれないね、伊藤選手は」
流れを変えたセーフティであった。
「もちろん、濱口が伊藤を相手に粘り負けせず6回無失点に抑えていたからこそ、なわけだけどね」
「本当にこのところの濱口投手は安定しているよね!」
「何せこの試合も無四球だからね」
「球数的にはまだいけたけれど、チャンスがきたから代打を送られちゃったね」
「でも、それがちゃんときいて勝利投手になっているからね」
「良い流れです!」
欲を言えば、4点差の9回、2死ランナーなしまでいったのならそのまま平田で終えたかったのだが。
「康晃が連投になっちゃったからね、3戦目は投げさせないでしょうね」
「球数は2球だけど・・・」
「阪神戦のあとにヤクルト戦も待っているしね」
「そうだねぇ」
「とはいえ、これで通算200セーブ!」
「最年少200セーブ? 素直に凄い! おめでとうございます!」
苦労した年もあったが、そこを乗り越えて復活した今季。
本当に、よく蘇ってくれた。
「でも、これで3戦目は起用しづらくなったわね」
エスコバーも連投となり、できれば投げさせたくない。
エスコバーは3連投くらい平気そう(むしろ調子があがりそう)だが、やはりその次のヤクルト戦がある。
「ということで、3戦目は西純矢を早めに打って、余裕を持って勝ちパを出さない試合展開にしたいわね」
「もしくはロメロ投手に完投を!」
「広い京セラドームだし、ロメロの打たせて取る投球にはあっていると思うんだけどね」
「投打で一丸となりましょう!」
ヤクルトも広島を3タテしそうな勢いだし。
このまま連勝を止めずにヤクルト戦に臨みたいですね。