2022年9月29日 中日
結果:横浜6-1中日
敢闘選手賞:石田
「意外や意外、高橋を打ち崩して勝利とは」
結乃が驚きの表情を浮かべる。
「絶対に苦戦すると思ったもんね」
理衣も頷く。
ここまで今シーズン、横浜戦の防御率が1点台の高橋。
勝利こそしているものの、打ったという記憶はない。
「CSに向けた調整もあるでしょうけれど、桑原、宮崎、ソトを外して左打者を並べた打線にしたわね」
「でも、それが功を奏してきちんと攻略したからね!」
「とはいえ、いつも打っているメンバーで、柴田や神里といったアピールが必要な選手は打ててないけどね」
「ま、まあ、皆が打てるわけではないからね」
しかし、楠本がHRを含む2安打。
関根もなんとか1本、ヒットを放った。
それに対し神里はノーヒットと、完全に立場は変わってしまっている。
「あの打撃じゃあ使いづらくなっちゃうわよねぇ」
「打つ時は固め打ちするんだけどね」
「阪神がCSにあがってきたら、青柳のときにスタメンくらいかしら」
「見返す活躍が欲しいです!」
とはいえ。
牧と楠本が2安打し、最多安打を競う佐野も1本、出た。
代打では藤田も久しぶりにヒットを放ち、打ってほしい選手は打ってくれたようなところもある。
「CS向け調整だけれど、理想的な展開にはなったわよね」
「先発の石田投手が7回1失点と、好調をキープしているのも心強いね!」
「阪神とは相性良いし、この前は巨人にも好投したし、CSファーストで投げる可能性はあるわよね」
「頑張って欲しいです!」
さて、これで貯金も3以上が確定した。
更なる上積みも目指していきたい。
「そして中日最終戦は大貫が先発ね」
「これは意外だったね」
「この前、早い回でKOされたのと、CSに向けた調整、かしらね」
「どういう登板間隔なんだろう?」
東や徳山が一軍合流したということで投げるのかと思ったが、そうでもないらしい。
CSであたる可能性のある巨人戦で投げさせないということか?
さてさて、その辺も今から作戦ですね。