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2018年ベイスターズの歩み ベイスターズ

加賀と後藤が引退。加賀よ、すまん・・・・!

更新日:

 

加賀さんと後藤さんが引退だって!
ネットのニュースを見て悲鳴を上げる理衣。
まさに青天の霹靂、ショックが体を突き抜ける。
「ゴメスはそうじゃないかと思いはしたけれど、加賀もか・・・・」
なんともいえない、重い息を吐き出す結乃。

「後藤は、貴重な右の代打として、そして4番の控えとして良い活躍をしてくれたわね」
「長打力もあったし、明るいキャラクターも良かったね」
今でも右の代打が手薄なチームだが、それでも引退するのは力がそれだけ衰えたと本人も理解しているのだろう。
22日の最終戦が中日戦、松坂投手と対戦できると良いね
「微妙よね。完全に順位が決まっているなら良いけれど・・・・いずれにしても横浜に移籍して、力になってくれて感謝しているわ」
「ありがとう、後藤選手!」

・・・・加賀は、完全に潰された形だったからね、申し訳ないわ
「そうなの?」
「そうよ。ルーキーの時は、ストレートも140キロ台の中盤から後半くらバンバン出して、先発でやっていたんだから
「今からは想像もできないね」
「ルーキーの年、規定投球回数投げて、防御率も3.66と悪いほどじゃない。それなのに3勝12敗という成績」
「うわぁ」
「どんなに好投しても無援護で勝ちが付かなくて、ファンながら申し訳ないと思っていたのは、今永あたりの比じゃないわ」
あそこまで勝ちが付かなかったのはどうかしているとしか思えなかった。

「それでも、当時のファンにとっては希望の光だったのよ!
何せ当時の先発が三浦、清水直、大家、ランドルフといった30代ばかり。
そんな中で彗星のごとく現れた新人が小気味よい投球を見せてくれた。
2010年は全く援護がなかったが、援護さえあれば勝てる。次のシーズン以降が楽しみだと思えたのだ。

「ところが・・・・誰とはいえないけれど、当時の監督のせいで!
「いや、言っているのと同じだけどね」
「とにかく、あっさりと肩の故障よ。そして復活してからは、ルーキー時のようなストレートは見られなくなっちゃった」
がっくりと肩を落とす結乃。
「中継ぎとして頑張ってくれてはいたけれど、やっぱり基本のストレートがね。いくらスライダーが良いっていっても」
年々、痛打されることが多くなっていた。
それでも経験を活かしてやってきたが、本人としても限界を感じたということか。

加賀や、2017年に引退した大原なんかは、まさに暗黒時代の犠牲者よね
他に頼れる投手がいなかったというのもある。
だが、だからといって投げさせまくり、故障させ、選手生命を短くしてどうするというのか。
彼らに、良い思いをさせてあげられなかったのが、本当に悔しい……っ!
「結乃……」
結乃の目にきらりと水滴が浮かぶ。
本当にそうだ。報われない、陽のあたりにくい場所で来る日も来る日も投げ続けた。
当時は暗黒時代真っ盛り、スタジアムも閑古鳥が鳴いていたような中で、黙々とチームの為に投げていた選手達なのだ。

「これでもう、本当に暗黒時代の生き残りといえるのは雄洋くらいになっちゃったわね」
当時二軍にいた梶谷やタナケン、筒香は別だ。
須田や荒波といったところは微妙なラインだ。
「絶対に、雄洋がいるうちに優勝するのよ!
生え抜きの最年長であるのが石川だ。それが、昔から応援してきたファンの願いである。
優勝したい。でもそのとき、本当に喜んでほしいのは暗黒時代を支えてくれていた選手達。
選手として喜べる人はほとんどいないかもしれない。
でも、関係者として、OBとして、共に喜びたい。

「ちくしょーーーーーー!!」
喉も裂けよとばかりに叫ぶ結乃。
同じ思いを持つファンも多くいるのではないか。

寂しい。
あの、綺麗なサイドスローがもうマウンドで見られないのかと思うと。

ありがとう、加賀繁。

DeNAになってからファンになった人だと、あんまり活躍していない、バレンティンキラー、右打ち外国人専用機、なんて思っているかもしれないが。
間違いなく、横浜というチームを支えてくれていた一人なのだ。

 

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