開幕ローテは最期の枠は大貫かバリオス、大穴で京山？
「井納の好投で、開幕ローテはほぼ５人は決まったわね」
重々しく頷く結乃。
「えーと、今永投手、井納投手････」
理衣が指折り数えていく。
「濱口、上茶谷、飯塚、ね」
万全なローテとはいえないが、それでもある程度の結果をオープン戦までに残しているし、今永、井納、濱口は過去の実績もある程度はあるわけで。
「やっぱり最後の一枠ね！」
「ラミレス監督もそんなこと言っているね」
ＤｅＮＡ・ラミレス監督、開幕ローテは「ある程度決めつつある」
「ま、今の時期にある程度も決まっていなかったヤバいわよね」
「あはは、まあね」
苦笑いする理衣。
「で、最後を決めるべく、バリオスが19日、大貫が20か21日に先発するみたいね」
「日程的にも、開幕２カード目だよね」
「結果を残した方を選んでほしいけど、バリオスは外国人枠があるから複雑ね」
「････炎上もしていたしね」
オープン戦、結果を残せていないのはバリオスの方である。
次はまさにラストチャンスだが、外国人枠を考えると、バリオスがよほど好投して大貫がよほど酷い投球をしない限りは大貫になりそうである。
「二人とも炎上という可能性もあるけどね！」
不吉なことを結乃は胸を張って言う。
「縁起でもない････そうしたら、どうするの？」
「そしたら京山でいいんじゃない？」
「テキトーだなぁ････」
「さあ、いよいよオープン戦も終盤よ、当落線上の選手はもう出番だってどれだけあるかわからないからね」
「みんなに頑張ってほしいけど････」
「仮に開幕が駄目でも、一軍との入れ替えは必ずあるのだから、くさらないように！」
この一週間が最後の決め手となる。
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