2020年8月27日 広島戦
結果：横浜３－２広島
敢闘選手賞：井納、嶺井
「はぁ。どぉーにか、勝ったわね」
結乃が疲れたため息を吐き出す。
「何はともあれ、カード勝ち越しだね」
理衣もほっと一息である。
「しかしまー、楽に勝てないわね」
「そりゃ、相手もいることだしね」
「ていうか、野手は仕事せんかい！」
「言うと思った」
この日は、
嶺井の同点タイムリー
井納の逆転タイムリー
「バッテリーだけで勝ってるじゃない！ 投球はともかく、点を取りなさいよ！」
「うーん、とれなかったねー」
野手はやっぱり繋がらず。
左腕対策で２番にいれた倉本が３安打したが、梶谷が無安打。
梶谷が打った試合は、２番が無安打。
「ラミレスの打順変更がものの見事に大外れよね！ たまたまサヨナラヒット打ったけれど！」
「タイムリー打ったの、それだけだもんね」
３回の１死１，２塁。
７回の無死１、２塁。
いずれも４番、５番が凡打で得点ならず。
「仕事をしなさい！ ７回は攻めて進塁打とかうてんのかい！」
「本当にチャンスで繋がらないね」
勝利はしたものの、手放しで喜べるものではない。
「投手のお蔭で勝っているからね。この日も井納が１失点！」
「あれ、２失点じゃない？」
「２点目は、野手のミスでしょ。倉本、佐野、なんなのよ！」
「ああ････」
得点できず、守備で足を引っ張ってはいかん。
「中継ぎも酷使よね。国吉とかパットン、投げさせ過ぎじゃない？」
「確かに、このところ良く見るよね」
「まだシーズンあるんだから、考えて使いなさいよ」
「故障とか怖いからね」
「勝ち越して次はヤクルト戦か････また小川とあたるわね」
「リベンジだね！」
「てかローテが････ピープルズ、阪口、大貫、は投げられるのかしら？」
「うーん、厳しいけれど、野手の援護を････」
「期待できるかしらね？ それよりヤクルト、巨人に３タテくらって、こっちに勝つとか阪神みたいなことしないでよ！」
「まあ、ヤクルトさんも負けたくて負けたわけじゃないし････」
とにかく、今は目の前の勝利を。
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