2024年4月12日 ヤクルト戦
結果：横浜３－１ヤクルト
敢闘選手賞：東、徳山、度会
「とりあえず連敗ストップね」
結乃が胸をなでおろして言う。
「なんとか逃げ切りました！」
理衣も息を吐き出して言う。
３連敗で迎えた試合、エースの東で負けるわけにはいかない。
「東も先制を許したけれど、その後は粘り強く６回１失点にまとめたわね」
「コントロールが良いと大崩れしないよね」
「ただ四死球が２つもあって、らしくないわよね」
「そういうときもあるってことで。ちゃんと試合は作りました！」
できるならばもう１イニング投げて欲しかったところではあるが。
「なんといっても、ウェンデルケンが登録抹消になったからね！」
「コンディション不良？ ちょっと心配だね」
「オースティンはまあ、ねえ。それよかＪＢが！」
「何せ勝ちパターンの投手だからね」
「７回からどうするかと思ったら、ここで徳山！」
「凄いね、いきなりだもんね。それだけ信頼を勝ち取ったってことだよね！」
プロ初ホールドをあげた。
主力の故障は痛いけれど、他の選手にとってはチャンス。
ここを掴めるかどうかで変わってくる。
「本当に徳山はこのまま勝ちパターンに入り込む活躍を見せて欲しいわね」
「期待しかありません！」
「そして伊勢、森原ときたけれど、森原がやっぱそんなによくないわよね」
「１死満塁のピンチで、一打同点、逆転のピンチだったもんね」
どうにか逃げ切ることが出来たが、抑えは山崎もランナーを出すし、この後も苦労しそうな感じか。
それでもセーブ失敗をしていないのだから、ある意味で凄い。
「そしてこのところ不調の打線は、この日１２安打しながらわずか３点の効率の悪さ！」
「まずは勝ったこと、ヒットが出たことを喜んで、効率はまた次に！」
「ま、まあそうね・・・その中でも盗塁を３つ成功して、足でもなんとかしようという意識は見えたからね」
「石上選手も初盗塁です！ その盗塁から得点につながったから、そこは新しいパターンだよね」
オースティンの負傷で２番に入った石上。
打撃ではヒットは出なかったがこれも経験。
今は２番に適切な選手も見当たらないし、なんとか頑張って欲しいところ。
「この日は１番、３、４、５番が複数安打も、２番と６番がノーヒットで効率悪かったわね」
「関根選手も止まっちゃったしね」
「外野は、この日あがってきた井上と梶原じゃだめかしら？」
「守備が不安だね・・・」
しかしオースティン、ＪＢが抹消、ウィックもその前に二軍調整となっていたので、一軍外国人はジャクソン、ケイだけになった。
「なんか一気ね。まあ、予定外なんでしょうけれど」
「ここはほら、言ったように他の選手のチャンスと考えて！」
連敗も止めたことだし。
次は連勝、カード勝ち越しをまず決めましょう！
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