2024年10月4日 中日戦
結果：横浜３－１中日
敢闘選手賞：－
「この試合の勝利でシーズン５割以上が確定したわね」
結乃が落ち着いて言う。
「やっぱり５割きってＣＳとかは嫌だもんね」
理衣も笑顔で言う。
順位も確定したので、主力は休ませての試合。
しかし、そこでもまた疑問が。
「なんでここに至ってサード柴田のスタメン？ 試すなら知野とかでしょうに！」
「ま、まあまあ」
「柴田なんかもう力は分かってるんだし、伸びしろがある年齢でもないし、なんでここでスタメン？」
「そ、それはきっと考えが・・・」
どんな考えがあるのかを知りたい。
柴田の役目は後半の守備固めであり、残念ながらスタメン与えてどうこうする選手ではないはず。
しかもそういう試合で２失策。
守備をウリにしなければならない選手がこれでは、更に起用しづらくなる。
ならば、まだ若い知野をいつまでもベンチで飼い殺しにしてないで試してみれば良いのに。
「スタメンマスクも頭から松尾で良いと思うし、本当なら二軍から井上や石上をあげて試してみたいところよね」
「もちろん、色々な兼ね合いはあるけれどね」
「出場選手登録とか、ファームの日本一決定戦とかもあるとはいえ」
「モヤモヤする部分はあるね」
首脳陣はここまでして試さないのは何なのか。
「とまあ、勝ったものの言いたいことはあるわけよね」
「えーと、投手陣は色々とお試しだね」
「濱口は３イニングだけか。無失点とはいえ相変わらず四球を出して、併殺で切り抜けるという」
「まあ、らしいといえばらしい投球だよね」
「山崎も２イニングだけど被安打２の四球１で不安定よね」
「なんとも言い難いところだね」
ＣＳでもし巨人戦まで勝ちぬければ先発不足のため起用される可能性はある。
果たして。
「これで５割は確定したし、松本は思い切って投げて欲しいわね」
「逃げずにぶつかってほしいね」
「打たれても経験になるし、そもそも２軍の初登板で１イニング投げ切れず二桁失点の過去があるからね！」
「そこからここまであがってきたんだもんね」
度会と共に数年後の横浜を支えられるように。
気風の良い投球を見せて欲しい。
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