2022年4月1日 ヤクルト戦
結果：横浜６－１ヤクルト
敢闘選手賞：上茶谷、佐野
「おおー、マジで貯金生活に入ったわ！？」
驚きの声をあげる結乃。
「４連勝です！」
指を四本立てて見せる理衣。
先発が良ければ勝てる確率はあがる。
まさにそれであろう。
「東のかわりに先発に入った上茶谷が、まさかの７回１失点！」
「大学時代から神宮で投げているし、プロに入っても神宮とは相性が良いよね」
「オープン戦でも結果が出ずにローテから外れたけれど、これは嬉しい誤算ね」
「何せドラ１ですから！」
投球フォームを学生時代のものに戻したのが良かったのか。
本人的にも今季は背水の覚悟であろうし、まずは１つ結果を出せたのは良かった。
「被安打２、村上のソロだけで走者を出しても併殺で、ほぼ完ぺきだったわね」
「９回までトータルでも２９人で終わったもんね」
「中軸に３回しか打席を回さなかったのは素晴らしいわね」
「継投も、三嶋投手からエスコバー投手と、柔軟性を見せた感じだね」
「打線は初回の立ち上がりを攻めて、佐野の２ラン、宮崎のソロと、一発攻勢！」
「２回以降は小川投手も立ち直ってほぼ手が出なかったから、大きかったよねー」
「やっぱり投手は立ち上がりよね」
「この３点が大きかった！」
チーム全体としては７安打だが、この初回と９回にヒットを集め、２ー８回はわずか１安打だったのだ。
「何、この効率の良い得点、本当に横浜！？」
「９回は相手のミスもあったけれどね」
「でも、そのミスで得点できるのが、信じられないわね！」
「あはは、自虐だね」
だがまあ、それは本心なところ。
これで４連勝、三浦監督になって初の貯金である！
「このまま５連勝を目指して、２戦目は大貫！」
「開幕２戦目からの汚名を返上したいところだね！」
「中継ぎでピープルズもあげてきたから、とにかく流れにのって中盤までガンガンとばして！」
「ヤクルト打線も、やっぱり怖いしね」
中継ぎ陣はなんだかんだ不安がまだ多い。
大貫には、本来的にはローテの軸として回ってもらわないと困るのだ。
「とにかく投手よ！ 打線は水物だし相手の投手もあるからどうなるかわからないけれど、流れを離すような投球をしないように！」
「ここまできたら連勝伸ばしたい！」
昨年、コテンパンにやられたヤクルトだ。
最初のカードで嫌な印象を与えておきたい。
さあ、反撃だ！
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