2022年8月9日 阪神
結果:横浜3-2阪神
敢闘選手賞:今永、大田
「よーっし、サヨナラ勝ち!」
雄叫びを上げる結乃。
「青柳投手相手の試合に勝利です!」
理衣が両手をあげてハイタッチをかわす。
今季、負け続けていた青柳相手。
青柳に勝ったわけではないが、試合に勝つことが重要。
カード初戦を取ったのも大きい。
「今永が先制されたとはいえ、9回を投げ切ってくれたからね」
「特に点を取られてからの方が圧巻の投球! 6-9回は三者凡退だしね」
「というか、点を取られたのも宮本のエラーじゃない・・・?」
「ま、まあ、そこをカバーするのがチームです!」
宮本もせっかくのチャンスにあれではいかんよ。
「9回は、大田がサヨナラヒット!」
「前は嶺井選手が打って大田選手がかえってきたけれど、今日は大田選手が打って嶺井選手がかえってきたね」
「というか、嶺井は送りバント失敗・・・」
「あはは・・・」
宮本といい嶺井といい、ミスはなくしていきたい。
というか嶺井はバントミスが多すぎますぞ。
「しかし、宮崎もスタメン外して、よく勝てたわね」
「その分、代打にオースティン選手、宮崎選手、大田選手、ソト選手と」
「豪華すぎるわね!?」
「勿体ないよね」
対青柳ということで、左を並べたのだろう。
「さあ、難敵去って、横浜的には青柳以上に打てていないと思える伊藤よ!」
「伊藤投手も対左の方が打たれているね」
「といって青柳ほど極端じゃないから、右打者入れてくるでしょ」
「そうなると大和選手が不在なのは痛いね」
コロナで出場不可となり、こうなるとショートは森か柴田の2択となり、打てない二人になってしまう。
「伊藤を打てないことに変わりはないから、どうするかよね。大田が守れるなら大田をスタメンライトで起用したいわね」
「ソト選手が出場できるならファースト?」
「まあ、楠本レフトで佐野ファーストでもよいけれど。ソトも状況よくわからないし」
「苦戦は免れないね」
とはいえ初戦をとり、なんと今季の横浜スタジアムでの阪神戦勝ち越しも決めた。
苦手にしていた横浜阪神戦でこんなことになるとは。
かわりに甲子園で勝てていないけれど。
「さあ、連勝目指せ!」
「頑張れ、濱口投手!」