2022年振り返り #9 今季も頼りにさせてもらいました! 大和
「今回は大和ね」
結乃が言う。
「みんな大好き、大和さん!」
理衣も声を張り上げる。
なんだかんだでお世話になります。
#9 大和
出場試合 : 91
打数 : 259
打率 :.247
出塁率 :.277
安打数 : 64
HR : 1
打点 : 18
得点 : 22
盗塁 : 1
OPS :.586
「いつもの大和って感じね。なので60点で」
「早いね」
「打率は.250前後だけど、印象的な部分で打ってくれたりする、いつもの大和って感じだしね」
「時に印象的な場面で打ってくれるからね!」
派手な活躍をしてくれるわけではなく、全般的な数字も決して高いわけではない。
それでも、いてくれると助かるし、いてくれないと困るという存在。
「まあ、他のショートがまだまだだらしない、ってのもあるんだけどね」
「森選手に柴田選手ね」
「もともと大和は打撃の選手じゃないのに、その大和にすら打撃で劣るわけだからね」
「そこを越えてもらわないとね!」
得点圏でまわってきたとき、大和ならなんとかしてくれるかもと思えるが、柴田や森ではそう思えない。
実際、大和の得点圏が.290なのに対し、森は1割台、柴田に至っては0割台の酷さである。
「となると、大和に頼りたくなるわよね」
「大和選手も頑張ってくれます!」
「とはいえ年齢的な部分もあるし、そろそろ次のショートを若手主体にしたいところではあるわよね」
「もちろん、大和選手も負けるつもりはないだろうけれどね」
柴田、森がまだまだなところなので、ドラフトでは林を獲得した。
チームとしては森がレギュラーというのが一番なのだろうが、果たしてどうなるか。
「休み休み出場すれば、まだパフォーマンス出してくれそうだし」
「2023年も頼りにさせてもらいます!」
「大和がバックアップにまわるくらいが、チームとしては良いんだけどね」
「ベテランに迫る若手、待っています!」
内野手状況を見ると、まだまだ大和にも頑張ってもらわないといけないし、本人も譲る気持ちはないだろう。
その気持ちで、2023年も頼んます!