2024年振り返り #59 プロ初の無四球完封するも怪我で4登板に終わる 平良拳太郎
「うーん、2024年も安定の負傷離脱、平良ね」
結乃が目を瞑って言う。
「言い方に悪意があるよ!?」
理衣が諫めるように言う。
毎年、期待しているのだが。
試合に出てくれさえすれば期待に応えてくれるのだが。
#59 平良拳太郎
出場試合 : 4
投球回数 : 29.2
防御率 : 1.21
勝利 : 2
敗戦 : 0
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .233
WHIP : 0.88
奪三振 : 22
失点 : 4
「2024年もね、少ない試合数ながらその内容は良いわけで」
「無四球完封もしたもんね」
「本当にねえ、肩の負傷、さらに椎間板ヘルニアと、二度の離脱があっちゃあねぇ」
「どうしたものでしょうか」
投げ方的に体に負担がかかりやすいというのもあるだろう。
さらに本人自身のフィジカル面もあるのだろう。
それにしても故障が多い。
「森原の言う、野球はフィジカルだっていうのはホント、真理よね」
「どれだけ良いものを持っていても、グラウンドに立てなかったら意味ないもんね」
「そういう意味では康晃はホント大したものだけど」
「その頑丈さが少しでも欲しいね」
能力的な面は本当に文句はない。
あとは体力、そして体そのものなのだが・・・
「登板間隔を空けながら、だと他のローテ投手に迷惑もかけるし」
「でも、そういう起用方法もアリだよね」
「そのためには、そういう起用で良いと思わせる結果と、その起用ならいけるというフィジカル面を見せないとね」
「本当、平良投手がローテに定着してくれるとチームとしては凄く大きいんだけど」
30歳を迎えるシーズン。
15試合くらいでも先発してくれると非常にありがたいのだが。
ホント、誰かどうにかしてください!