「GWの9連戦は4勝4敗1分けの5割で終わったわね」
結乃が淡々とした口調で言う。
「頑張ったほう・・・なのかな?」
理衣がおそるおそるいう。
この9連戦で、島田、篠木、竹田、入江、深沢、と今季未勝利どころか二人は初先発という先発投手陣で4勝できたのは頑張ったほうだろう。
一方で失点はとんでもないことになっている。
先発もそうだし、中継ぎもそうだ。
先発がイニングを食えず中継ぎにしわ寄せがいっての悪循環。
セリーグで圧倒的に先発が弱すぎる。
「デュプランティエとコックスが離脱し、入江と竹田が稼働せず、開幕の先発ローテは東と石田裕太郎だけだしね」
「厳しいよね」
「そして、これが上向く可能性がはたしてあるのかどうか!?」
「チャンスではあるんだけどね」
ただ、ここまできたら先発投手を育てる年と割り切るしかない部分もある。
島田、篠木、竹田は我慢して使う(疲労は考慮する)
あとは若手であげられそうなのがいないのが辛い。
大貫はどうした。
「コックスは手術で今季絶望だから、新たな先発候補の補強は動いているみたいだけど」
「シーズン途中からで良い選手がとれるかっていうのはあるよね」
「それでも、考えないわけにはいかないからね」
「苦しいですね」
一方で野手の方は、牧、筒香がいない中で頑張っている。
勝又、三森、度会と、結果も出ている。
しかし、やたらと度会をスタメンから外すのが気になる。
「ドラ1野手で結果も出しているのに、簡単にスタメン外しすぎじゃない!?」
「休養とか、いろいろ考えているのかもだし」
「いやいや、まだ若いのに週に2、3回も休養とかいる!?」
牧より下の世代で野手の主力が全く定着していない中、ようやく出てきた若手野手。
ブレイクし始めた勝又とともに、起用し続けれるべきではないか。
「外野は蛯名、度会、勝又、ヒュンメルで回す。内野はファースト佐野以外は、サードは宮崎と度会、二遊間は林、京田、三森でまわす。でいいじゃない」
「その辺は首脳陣の考えもあるだろうから・・・」
「それがみえないのよ!」
「ま、まあまあ」
果たしてどのような思惑があるのか?
納得できるものがみえればよいのですけれどね。