2023年4月9日 中日戦
結果：横浜８－０中日
敢闘選手賞：石田
「４連勝！」
結乃が力強く言う。
「これで借金も完済です！」
理衣が拍手する。
２０２２年はさっぱり勝てなかった日曜日にも勝利し、気分よく月曜日を迎えられる。
「まずは先発の石田ね。これで平良から４戦連続ＱＳを達成ね」
「やっぱり先発ですね」
「一つ気になるとしたら２、３回と連続して先頭を出しているところくらいかしらね」
「それでも４～６回は三者凡退で完璧に抑えていますから！」
前日までの先発投手の出来に発奮したのか、はたまた打線の弱い中日相手だったからか。
いずれにしてもそれはまた次回の登板で分かるというものだろう。
「打線の方もこの日は珍しく繋がって８得点！」
「初回に打者一巡の猛攻で一挙６点だからね！」
「初回にこれだけ取れば、石田も楽に投げられるわよね」
「先制は好調の宮崎選手がさすがの一撃！」
「その後も繋がって、留めは戸柱の２ラン、と」
「調子の出ないソト選手にも２点タイムリーが出て、みんな打てたね」
「あとは２番に入っている林だけね。相変わらずノーヒットだけど、林が２番に入って勝ち始めているから替えづらいわよねぇ」
「次の試合も続けるかな。犠打や犠牲フライ等で仕事はこなしているよね」
「１本ヒットが出れば、本人も楽になると思うんだけど」
「ここを乗り越えないとね！」
佐野にも一発が出てタイムリーではないが打点もついて。
あとは牧待ち、というところか。
「投手陣も勝ちパターンは休めたし、点差のついたところでウェンデルケンが初登板と、まさに期待していた状況も作れたしね」
「そのウェンデルケン投手、２奪三振で三者凡退と好スタート！」
「球は良いものもっているからね。走者が出た時が少し不安だけど、やってくれると思うわ」
「ブルペン陣が厚い！」
勝ちパターンで山崎、伊勢、エスコバー。
同点や僅差では入江、三嶋、森原。
ビハインドやロングで石川、上茶谷。
ウェンデルケンは、まずは入江や三嶋のようなポジションから、うまくいけば時に勝ちパも担って交代しながら、というところか。
「開幕４連敗までは敗戦の内容も悪くてどうなるかと思ったわよ」
「立て直しはやっぱり投手からだね」
「さあ、このあとは貯金を目指して！」
「次は昨年もやられたヤクルトさんが相手！ 最初のカードで良い感じになりたいね」
さあ、頑張りましょう。
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