2024年4月26日 巨人戦
結果：横浜７－２巨人
敢闘選手賞：森唯斗、牧
「よしっ、初戦に勝利よ！」
結乃が拳を握りしめる。
「見事な逆転勝利です！」
理衣も手を叩いて喜ぶ。
東と戸郷の投げ合いではそうそう点が入らないと予想される。
そして実際、１点を争う試合に。
リードはされたが、投手が代わった８回に攻め立てて一挙６得点で逆転した。
「まあ色々とあるけれど、なんだかんだ同点打、勝ち越し打の佐野と牧よね」
「３番、４番だもんね」
「相手は新人ながら連続ホールド、無失点を続ける西舘」
「良い投手だよねー」
「この日、１番に座った桑原が出て、２番石上がきっちり送りバント」
「送りバントは少ないけれど、ちゃんと決めました！」
「そこでクリーンナップがちゃんと仕事をしてくれたからね」
「見事な連続２塁打！」
牧の場合、相手が勝ち越しを許すまいと前進守備をしていたのはあったが。
ちゃんとその前進守備を越える打球を放った牧の勝ち、である。
「そしてなお１死満塁のチャンスだけど、山本の内野ゴロはホームでフォースアウト」
「 リクエストもしたんだけど、残念！」
「１点リードじゃ心配だし、何より逆転したとはいえチャンスを潰して終わると嫌な感じよね」
「そこで打席に立ったのが、この日、８番に入った度会選手！」
「この日は久しぶりのヒットも放って２安打、相手も左キラーの高梨にかえてきたけれど・・・」
「フルカウントからの一打はなんと！ スタンドに飛び込む満塁ホームラン！」
軽く振った感じで、打った瞬間は外野の頭は越えるかなと思ったら、スタンドまで届いた。
うまく回転で打った感じなのだろうか。
「ここまで色々とネットで叩かれたりして、本人も実際に打ててなくて苦しいところもあっただろうけれどね」
「でも、ここで結果を出すのが凄い！」
「プロだしね、結果を出すしかないわよね」
「これからも色々と壁にぶつかるだろうけれど、乗り越えていってほしいね」
外野の声に必要以上に流されずにいってほしい。
「さて、初戦をとって次はケイと横川、予想がしづらいわね」
「横川投手は今まで中継ぎで投げていたんだけどね」
「左腕というのがね、苦手だからね」
「ケイ投手は初勝利もついたし、この勢いで２勝目を目指して欲しいね」
巨人打線も調子が良いわけではないので、まずはＱＳを目指せば勝ち目は十分にあるだろう。
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