2024年4月6日 巨人戦
結果:横浜6-4巨人
敢闘選手賞:上茶谷、宮崎、佐野
「いやー、勝ったわね」
力感なく結乃が言う。
「これで開幕から3カード連続で勝ち越しです!」
理衣が手を叩いて喜ぶ。
初先発のケイ。
相手は左腕のグリフィン。
やや分が悪いかと思ったが、実際に試合はそのような展開に。
「初回、ケイがいきなり連続四球のあとにタイムリーを打たれて」
「嫌な出だしだったよね」
「初先発で緊張とかもあったのかもしれないけれど」
「まあでも、一応その後はずるずるいかなかったし」
一方で横浜は3回までパーフェクトに抑えられる展開。
「だけど4回、相手のエラーを機に1死満塁のチャンスを作ると、宮崎が逆転の2点タイムリー2ベース!」
「さすが、頼りになります!」
「これでケイも良くなって欲しいと思ったんだけど」
「その裏にすぐ逆転されちゃうんだよね」
「ただこの回、1死満塁のピンチに浅野の打球を佐野がジャンピングキャッチして犠牲フライの1点に抑えたのは大きいわ!」
「あれが抜けてたら大量点、一気に試合の行方が決まっていたかもしれないもんね」
なんとか1点差でしのぐと次の5回、またまた相手のエラーに乗じて一挙3得点で逆転!
「押し出し四球が2つだもんね」
「やっぱミスが多い方が負けにつながるね」
「でもその中で佐野が今季初タイムリーを放ったのは良かったわね」
「この試合で3安打、調子をあげてきてくれると良いね!」
リードしたあと、5回からケイの後を継いだ上茶谷が3イニングを(ほぼ)パーフェクトリリーフで勝利につなげた。
「この時点でまだ2点差だしどうなるかわからないところ、完全に相手の流れを切ってくれたわね」
「開幕前は少し不安な状態だったけれど、ここにきてあげてきてくれたね」
「今年もまた便利屋として頼りになりそうね!」
「あとはJB投手、森原投手がおさえて連勝です!」
「森原はやっぱり怖かったけれど、まあ3点リードで1失点、抑えは勝ちさえすればよいからね」
「いやー、安打数は相手より少ないけれど勝ちましたね」
「ていうか、佐野、牧、宮崎、石上しかヒット打ってないんだけどね」
それでも勝利したのは強くなってきた証左か。
「さて、カード3連勝に向けて3戦目は大貫、初勝利なるか!」
「相手はアンダースローの高橋礼投手、苦戦しそうだね」
「アンダースローはあまり得意なイメージないし、主力に右打者が多いからね」
「そこをなんとか攻略したいね!」
さあ、気持ちよく週明けを迎えられますように。